今週の洋楽まとめニュースは、ビリー・アイリッシュに関する話題から。

　12月9日に『ビルボード2025 No.1sライブストリーム』の配信終了後に、数百本におよぶ年間チャートが米ビルボードの公式サイトで公開される。同配信はDruskiがホストを務め、特別ゲストたちが登場して今年のチャート首位を飾った作品やアーティストを祝う内容となる。

　今回の年間チャート・カウントダウン企画の幕開けとして、ロック＆オルタナ部門のアルバム＆ソング・チャート“Top Rock & Alternative Albums”と“Top Rock & Alternative Songs”の年間TOP10を先行公開する。どちらのチャートも頂点に立ったのはビリー・アイリッシュだ。ビリーは前者のアルバム・チャートを、2024年にリリースしたアルバム『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』で制し、後者のソング・チャートを同作からのヒット曲「Birds of a Feather」で制している。

ビリー・アイリッシュ、米ビルボードの2025年ロック＆オルタナ年間チャートでアルバム＆ソング制覇

　また、Hot Rap Song年間TOP10の頂点に立ったのは、ケンドリック・ラマー＆シザの「Luther」だ。同曲は2024年12月7日付の週間チャートで3位に初登場し、12月21日付で首位を獲得。その後2025年の年間チャート集計期間（2024年10月26日から2025年10月18日）を通じてチャートから一度も落ちることはなく、3位より下に沈むことも初週以降はなかった。

ケンドリック・ラマー＆シザ、「Luther」が米ビルボードの2025年ラップ・ソング年間チャートを制す

　レディオヘッドが、米ロンドンのO2アリーナで歴史的快挙を達成した。今月4公演をソールドアウトさせた同バンドは、2017年にメタリカが樹立した会場の動員記録を更新した。

　英オックスフォードで結成されたレディオヘッドは、現地時間2025年11月21日、22日、24日、25日にO2アリーナで公演を実施。各公演は22,200人以上を動員し、最終日の来場者は22,355人に達したと、同会場がXで発表した。

レディオヘッド、英ロンドンのO2アリーナでメタリカの動員記録を更新

　さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、「ザ・フェイト・オブ・オフィーリア」が8週目の首位を獲得した。

　TOP10には、例年通りマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」（5位）、ワム！の「ラスト・クリスマス」（6位）、ブレンダ・リーの「ロッキン・アラウンド・ザ・クリスマス・ツリー」（7位）、ボビー・ヘルムズの「ジングル・ベル・ロック」（8位）のホリデー・ソングを代表する4曲がチャートインした。

【米ビルボード・ソング・チャート】テイラー・スウィフト「ザ・フェイト・オブ・オフィーリア」8週連続1位、ホリデー・ソング4曲がTOP10入り

　今週の米ビルボード・アルバム・チャートは、Stray Kidsの最新作『DO IT』が1位に初登場して、通算8作目の首位を獲得した。

　続いて今週2位には、映画『ウィキッド 永遠の約束』のサウンドトラックが初登場。10月18日から先週まで7週連続で首位を獲得していたテイラー・スウィフトの『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』は、今週3位となった。

【米ビルボード・アルバム・チャート】Stray Kids『DO IT』で通算8作目の首位、『ウィキッド 永遠の約束』サントラが2位に続く

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